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神に至る地図

 

 「生命の樹」は世界の理を示す地図である。
 すべてのものが神から生まれたことを示すものである。

 「生命の樹」は神に至る地図である。
 そこに描かれた10のセフィラは人の精神作用の本質を示し、22のチャネルは神人(アダム・カドモン)に至る筋道を示す。
 すなわち、人は10のセフィラ、そのいずれかの性質を持って生まれ、22のチャネルを歩むことで、神人に、そして神(アドナイ)に近付くのである。

 しかしながら、悲しいかな、人は霊、魂、肉体から構成されている。
 それゆえ、物質界に縛られる肉体を持つ限り、神にたどり着くことは出来ない。

 ここに魂の練成を果たした者がいる。
 そして、肉体を持たぬ者がいる。

 彼らは世界を隔てる「門」にたどり着いた数少ない人間である。
 彼らは、神人に近付いた、数少ない人間である。

 彼らは「真理」を垣間見た。

 だが、神はその「門」の向こう側にいる。

 

[2004/01/18]